西川木楽会ニュース2011年冬号

 

西川木楽会ニュース2011年冬号(平成23年1月〜3月)

 

A.ユガテの森作り活動(小船)

A.1 定例会

(1)1月度は、1月22日に、参加者14名で実施。

・竹伐採及び運び出し: 午前、ユガテの竹林から約30本を切り出し、炭焼窯近くに軽トラで運んだ。

・コナラの切り出し: 午後、線下の山林で伐採したコナラをシイタケ栽培のホダ木として使用するため、約90センチの長さに切り揃えて運び出した。なお、集材作業に「簡易集材機(ひっぱりだこ)」を使用した。

 

(2)2月度は、2月26日(土)に、参加者14名で実施

・枝打ち他:一本梯子(2m)を使って、2000年3月に植栽したサワラ・ヒノキの枝打ちおよびコナラ伐採。午後2時まで行い約8割程度終了。中央付近のサワラは4mの梯子で枝打ちしてもよいくらい大きく成長しています。様子を見て暫時間伐・枝打ちが必要かと思いました。

・コナラ集材

 線下の山林で伐採されたコナラをシイタケの原木用に簡易集材機(ひっぱりだこ)を使って作業道まで引き揚げた。急な斜面を原木(長さ90?直径10?前後)5・6本まとめて引き揚げる機械の力はさすがで驚きました。3月の定例活動でシイタケのコマ打ちを行う予定です。

・その他

 一本木コンテストで使用するヒノキ(末口18?前後・長さ2m)の選定。ひまわり畑の手入れを行いました。

 

(3) 3月度は、3月26日(土)に、参加者14名で実施

・苗木植栽:ケヤキエリアの中程から下にキンカンなど柑橘類とカツラ、エンジュ、マンサクなど落葉樹を22本植えました。次回は杭と名札を整備したいと思います。

・シイタケのコマ打ち:1月から準備したコナラの原木70本にシイタケの種菌を植菌し仮伏せしました。次回、シイタケ(500コマ)、ナメコ(500コマ)の植菌をする予定。

・その他:第1倉庫(ログ倉庫)前の広場の拡張作業。間伐材を組みながら土を入れ法面を補強し積み上げる方法で7割方完成。

 

A.2 卓上バンドソーの取り扱い説明会(小船)

・2011年2月5日(土)9名の参加で実施

・実施内容

取扱説明書に基づき操作方法の概要説明

直径約10?のヒノキ、ケヤキ、ヤマザクラの丸太を厚さ15?に輪切り加工。

その他エゴノキなど直線加工。帯ノコ刃の交換も行った。

・注意事項

安全かつ正確に加工するポイントはノコ刃のセッティングとセリガイドの調節が重要である。 

丸太の輪切り作業は定盤上での安定の確保がやや難しく切断には細心の注意が必要である。

今後、取扱説明書と使用簿を機械と一緒に常備したいと思います。取扱説明書の記載事項を守って木工を楽しんでください。

 

B. 木工部の活動(大竹)

B.1 木工部の活動報告

(1)1月は、

・ヒノキの輪切り名札200個の金具付け(1月6日)および納品完了(1月/18日)した。

1月22、23日に開催された狭山市南入曽の平地林森林施業のイベントで使用された。 

・新木工小屋の附属物置き造りを継続。(土台および柱)

・大河原氏依頼の植木鉢10個受取り、防腐剤の塗布を一部分実施。

(2) 2月は、

・植木鉢5個受取り、残り全部の防腐剤塗布。植木鉢15個にカエデの植え込み。街道に配置。

・新木工小屋の附属物置き造りを継続。(柱、梁の組立、雨戸の取り付け)

・2月11日、富士見公民館での「学びとひろば」出店。

(3) 3月は、

 ・吾野の雛祭り最終日の3月6日に吾野市があり、準備、当日出店(3名参加)後始末を行った。

昨年より店も増え、入口の橋近くの広場で野菜市があるなど活気と広がりも見せていた。

 ・新木工小屋の附属物置き造りを継続。(屋根の基部) 他、周辺の整理など。

 

C.製材木工活動(山中)

C.1 間伐材利用教室+製材木工定例会

(1)1月度は、1月15日(土)に6名で実施

 ・丸太置き場の検討と作成

  製材機の反対側の谷に張り出して丸太置き場を作成した。

  丸太と落合さんが持ち込まれた鉄管を番線で固定したシンプルなものです。

 ・サクラ、コナラ丸太の搬送

  送電線の下の落合さんの雑木林で切りだしたサクラの丸太20本近くとコナラの丸太を、シイタケ栽培地の上まで運んだ。サクラは結構太いので板にするのもいいのかも知れません。

(2)2月度は、2月12日(土)、雪のため中止した。

(3)3月度は、3月12日(土)に、参加者3名で実施した。

・一本木コンテスト作品用に、ヒノキ丸太の斜め切りを作成。

・バンドソーのバンドソーAの目立て実施。但し、バンドソーAは、波形の崩れ有り目立て不能だった。

 

D. 炭焼き活動(小川八)

  とくに活動はなし。

 

E.火曜日木工グループ(小川龍)

E.1 活動レポート

原則、毎週火曜日、参加者6名で実施。

(1)1月度〜3月度の主な活動

 ・1月11日 吾野に設置する木鉢(300ミリ立方体、15個)作製開始。

製材および丸太材運び(約60本)

・1月18日 木鉢の製作継続。プレーナー加工、板どり、試作品組み立て

・1月25日 木鉢の製作継続。累計10個完成

・2月08日 木鉢の製作継続。残り5個作成、累計で15個完成。間伐材製材実施。

・2月22日 製材

・3月08日 製材作業(テラス屋根、バンドソー等収納庫、その他用)、花苗植栽、薪作り

 

F.ひまわりプロジェクト(村石)

F.1 活動状況

(1)1月は、8日、15日、29日、主にひまわり畑の枯れ草を整理した。

畑の約半分の枯れ草を集め焼却した。その後、鍬で耕した。

 (2)2月は、19日、26日、残り半分の枯れ葉を集め焼却した。

少し残った枯れ草は畑のすみの方に穴を掘り埋め、畑全体に耕運機をかけた。

 (3)3月は、5日、19日、26日、じゃがいもの種まき準備と種まきをした。

 ・ひまわり畑で収穫した金ごまを使った「金ごま入りのど飴」を商品開発し、26日参加会員に配った。

  今後、販売を行いひまわり畑の活動資金の一助にしていきたい。

 

G.イベント、その他

G1. 第1回一本木コンテスト(宮島)

 ・一本木コンテストは、「放置間伐材の有効利用をはかる」を目的に、平成20年度から3年間に渡り、

  国土緑化推進機構から受けた援助の集大成として開催するもの。

・2月1日、一本木コンテストの作品募集を開始した。木楽会ホームページをはじめ、緑推や森ナビ

 などのホームページに掲載。パンフレットを作成し飯能市役所や関連学校などに配布する。

・3月1日、一本木コンテストの一次審査会を、浦和・木材会館で実施した。

 23名の方から34作品の応募が有った。

審査は、(1)コンテストの目的に一致しているか、

(2)作品が転倒の恐れなど安全上の問題はないか

(3)オリジナリティが有るか

について、以下の3名の審査委員の方に行って頂き、18名の方の18作品を一次審査通過とした。

浅田茂裕氏 埼玉大学教育学部教授 木育総合委員会委員

   佐藤岳利氏 株式会社 ワイス・ワイス社長

   赤堀楠雄氏 ライター(森林・林業・木材・住宅関連情報)

・2011年3月6日、一次審査会結果を応募者に連絡した。

同時に、審査通過者には4月21日までに作品作成し搬入することを依頼した。

展示は、4月23日、森林文化都市サミット会場で行うことも連絡した。

・2011年3月19日、森林文化都市サミットの延期を受け、展示を5月21日「ツーデーズマーチ」時に延期する予定で有る旨を連絡した。

 

G2.「学び人ひろば」(大竹)

 ・2011年2月11日(金) 第8回飯能市生涯学習フェスティバルとして富士見公民館で行われた

「学び人ひろば」に参加し、公民館前のテントで木楽会のPRと木工品の販売を実施した。

7名が販売に参加、他に数名の方が応援に駆けつけた。

  雪が降る寒い日で、戸外のテントにもかかわらず、全体で14500円の売り上げがあった。

 

以上

   (発行:山中 和郎)

 

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