西川木楽会ニュース2009年春号 |
西川木楽会ニュース2009春号(平成21年4月〜6月)
A. ユガテの森作り活動 A.1 09/04/11ユガテの春を楽しむ会 4月11日(土) 毎年、恒例行事の「ユガテの春を楽しむ」が活動拠点の「ユガテの森」で行われました。 9:30イベントの準備スタッフが現地集合。早速、テーブル設定、カマドの準備等にとりかかる。10:00前後、参加者が次々到着。山菜採りや筍掘りに出発。 一方、燻製作りは事前に作っておいたサクラのチップで、玉子・チーズ・魚干物などの燻製を行う。作業はシイタケの駒打ち、箸作りなど行う。筍堀は目的の場所では、時期が早いせいか収穫できなかったが、別の場所で貴重な収穫あり。山菜そば・うどんの準備が出来るころ、会員心づくしの手料理や飲み物など差し入れや採りたてのタラノ芽の天ぷらなどがテーブル狭しと並んだ。 12:00過ぎユガテ世話人の町さんの進行で春を楽しむパーティーが始まった。初めに吉野会長があいさつ。先日行った「武蔵野の森再生事業」が無事完了し報告書を県に提出したという報告と、調査事業に係わった会員にねぎらいの挨拶があった。木楽会の今後の活動に大いに弾みになるのではと思われます。 次に、参加者全員が自己紹介をしながら、スタッフの手作り料理に舌鼓を打ち和やかに大いに盛り上がった。スタッフの皆さん、参加者の皆さんありがとうございました。 参加者:会員・一般参加者 合計 40名 最後に、今回から飯能市在住の小船がユガテの森副担当として町さんのお手伝いをすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
A.2 09/05/01ユガテの森連休販売 今日(5/1)ユガテの森でシイタケを採取して竹炭と販売してきました。 天気続きでシイタケも乾燥気味で販売品は少なく200円売りで5袋売れました。竹炭も2個売れました。 次回は販売シイタケが無いため本日散水したシイタケが成長する日を5日(火)に期待して開店予定です。当日はタラの芽、山ウド、ワラビ、キンカンを採取して販売予定です。参加できる方はユガテに9時頃来て採取販売応援をお願いいたします。
A.3 09/06/27(土)ユガテの森定例活動報告 ユガテ世話人副担当の小船です。6月27日(土)ユガテの森定例活動の報告をします。 1 参加者 17名(内新会員2名)板橋の今井 耕次氏、文京区本郷の村石 剛氏 2 作業時間 10:00〜15:00 3 作業内容 4月、5月の作業が中止であったので久しぶりの作業。当初の予定では下草刈でしたがプロのアドバイスにより草刈を後回しにして急遽、テラス前のヤマザクラ、コナラ、クリなど広葉樹の間伐を実施することにした。枝葉が密集して風通しが悪いこと、林床が暗く下草があまり生えていないなどの状況判断をした結果である。 午前中は伐採。以前から伐採予定であったものと、落合さんに新たに 選定してもらったものを各自が間伐体験。切り倒した木の枝を落とし2mに切り分けた。 午後は整理。木の根元に枝葉を横積みしたりコナラ、サクラは炭焼き材として炭焼窯近くに運んだ。クリは炭材には不向きとのことで、とりあえずそのままとする。 伐採した内訳。ヤマザクラ6本、コナラ14本、クリ11本、ヒノキ3本、合計34本。いずれも10cm前後、太いものは15cmを超えるものもあった。 その他の作業。道具の手入れ(バンドソーの目立て、チェンソ−の調整など)、物置の整理。 久しぶりの定例作業でしたが参加された皆様お疲れ様でした。お蔭様で林床にも光が差し込み明るく見通しが良くなりました。テラスからの見通しも格段に良くなりました。テラスの前は主に広葉樹なので今後林床の利用方も考えられるかも・?。 4 その他 ユガテの森の活用や今後の行事などについて個人的に聴いた声を付記します。 (1) ドングリを植えて苗を育てる。 (2) ユリを植える。 (3) ひまわりを育て油を採って天ぷらを揚げる。(ユガテ広場の畑) (4) 自然観察会(年間を通して写真や実物標本などを準備しておく)。 (5) ビデオなどにより森林・林業に関する研修等。 (6) ユガテの森に生育する植物調査 (7) 武蔵野の森再生事業調査で得た技能・知識を生かす。など、この他にも色々あると思います。ご意見等お聞かせください。 役員会に諮って事業として具体化できるようになるかも・・・ 報告、以上。(小船)
B.木工部活動 B.1 木工部の4月の報告 主として根曲がり丸太等を、COMハウス向かいの山あるいはユガテから収集しました。 COMハウス畑に、里いも、なす、キュウリ等の植え付け、整備しました 5月23日(土)、24日(日)のツーデーマーチ、5月30日(土)秩父ミューズパークで植樹際への準備をしました。
B.2 木工部の5月の報告。 5月には道遊会向けにベンチ2脚を造り、ユガテでは製材機や新たに購入した自動カンナなどを使って、ベンチその他の木工作業が行われています。 23日(土)と24日(日)の2日間にわたり飯能市役所の駐車場でツーデーマーチの販売会に参加しました。また30日(土)には秩父のミューズパークで開催された県の植樹際に参加し、木工品などの販売を行いました。村木さんの作ったストラップや奈良さんの押し花はがき、山中氏の芯を入れた鉛筆その他会員の様々な作品などを売りました。 3日間合計で会へ納入できる金額が約2万円(現在細部で不明の部分がありますが)の収益をあげる事ができました。大勢の皆さんの御協力ありがとうございました。 尚先日宮島氏が本部の草刈りを実施されました。多忙のため手入れが出来ない状態でしたので、すっきりして助かりました。 故障などで遅れていた製材機の利用のため6月2日(火)に業者の説明講習会がユガテでありました。注意を要する作業なので、いろいろ勉強になりました。 7月19日(日)から8月9日(日)まで本部のある吾野の地元で、地域おこしの『まちなみ展示会』が行われます。旧吾野農協の建物内を始め街道などを使って木工品などの展示を行います。 また木工品の販売もいたしますので、皆様の作品を募集しています。是非ご参加ください。 6月以後吾野の道遊会関係の作業が増えていくと思われます。
B.3 木工部の6月の報告。 (1) COMハウス、通路、畑の草取り等の整備。 (2) 石田氏の山から 間伐ヒノキ集め。材木整理。 (3) 旧JA吾野の建屋の、「まちなみ展覧会」に向けての内部整理 (会場作り)。 奥2棟の壁ぶち抜き、および壁面の半割れ丸太による飾りつけ等
C.製材木工活動 C.1 壁際机の作成 1. 概要 ・3/15、吾野の大河原さんから、旧JA吾野事務所の内装、外装の引き合いを受けた。 →対案として、半割れ丸太背板付きの机を壁面を並べることを提案した。 ・5/5,5/9,5/12で試作品を作成、5/16に旧JA吾野でデザインレビューを実施.した。 大河原さんから、幅を35→50cmに変更等の条件付きで受注した。 ・5/26〜7/8の製材木工任意活動日(毎週火・水曜日、延べ11日間)に、ユガテ広場あるいは高橋工房に毎回4〜7人集まって作成した。(延67.5人日) (参加者:新井、大野、小川龍、高橋、西川、山田豊、山中) ・7/8(水)、旧JA吾野事務所に、壁際机(半割れ丸太背板つき)を、20台納品した。 ・費用は、受注金額=\101250、費用合計=\101,250 2.仕様 天板、長さ:90cm、奥行:50cm、厚さ:4cm.(幅12.5cmの板4枚並べ) 足、高さ:60cm、5cm角の角材を使用 上記製材時にでた半割れを、長さ:90cm、高さ:95cmの板状にしたもの. 天板と足は、M8のボルト/ナットで取り外し可能とした. 背板に溝を掘り、天板の端に引っかける形にした. 3.問題点など ・材は、荒カット済の材(2m長丸太150本相当)を、大河原さんから支給いただいた。 自力で丸太150本分の乾燥材の用意は困難であった。 → 計画的な材集め、製材、乾燥貯木が必要 ・作業環境 ユガテ広場で、木工作業は可能。但し、雨の場合は不可。仕掛品、完成品は野積み。 → 床、屋根、整理棚が有る木工倉庫小屋が必要。 ・作業進行 設計図面、工程図、模型を作成し仕様の共有化を、メールで作業予定/結果の確認を行った. 平日(火、水曜日)の作業としたため、参加者が限定された. ・材木知識の不足 半割れ丸太の表面のどろ垢、フケ、傷などを除去に手間取った. → 伐採時期、皮むき時期、皮むき後の処理、塗装による保護などの検討必要
D.竹炭焼き活動 D.1 09/04/03炭焼き材の落葉樹搬入実施 ユガテで3月に実施した炭焼きに失敗してから、春のシーズンを目前にした昨日、入間市緑の森の博物館から頂いた落葉樹の材をユガテの森に搬送した。 9時30分に現地に到着、山積みの中から炭焼きに適当と思われる太さのクヌギ材を選び、チェーンソで適当な長さに切断後、軽トラで山の上から搬出した。 午後から、在庫の竹炭をビニールに詰めて30袋の製品を仕上げ春のシーズンに備えた。 3時過ぎ、サクラの開花までにはもう暫くのユガテを下山した。 参加者 片岡、町、酒井、大野、小川(八) 以上 小川(八)
D.2 09/06/13(土)炭焼き実施報告 6/13(土)実施した炭焼きの報告です 入梅入りして間もない6月のユガテは緑1色。 前日から準備した1号窯にはクヌギ材が、又2号窯にも竹材がビッシリ。 予定の10時に両窯に点火。順調な火の回わりに煙突から勢いよく煙が立ち上る。 点火して約1時間、両窯とも温度が100度近くまで上昇。これから密閉するまで煙突の煙の色と温度計とのにらめっこが続く。100度を越してからの温度上昇は比較的に早い。 午後1時には竹炭窯が190度、木炭窯が165度までに上昇した。 竹割りに汗を流し、製材機の調整も順調の様だ。 午後2時、竹炭窯が250度に達し、煙突先の煙の色も薄く透き通るように変化したのを確かめて、前回の轍を踏まぬよう慎重に焚口をレンガと赤土で塗り固めて密閉する。 20分後、残りの木炭窯が300度に達したのを確認、前の窯同様慎重に密閉してこの日の作業を完了した。 自然が対象の炭焼きはやってみるとほんとうに難しい。 硬くてキンキン音のするような炭が焼けるようになるまではまだまだ経験を積まなければならない。
これから暑くなるとスズメバチやマムシの活動が盛んになる。今日も作業していて目撃されている。 これからの季節、作業に当たっては常に注意が必要と思われる。 参加者(敬称略) 大野、小川龍、小川八、片岡、中島、町、松井、宮島 以上 小川(八)
D.3 09/06/19 炭焼き結果報告 先週の土曜日(6/13)、炭焼き結果の報告です 1号窯(クヌギの材) 焼けた炭の全体量は約3分の2程度に減少、形は残っているものでも全体的に柔らかく持ち上げるとすぐに割れてくずれてしまう物。そうかと思うと太い奥の下の方の材は生木のまま残っているものがあり、とても満足のいくものではなかった。まだまだ経験不足を痛感するばかり。 2号窯(竹材) 大成功。予感はしていたもののこれほど上手く焼けるとは思っていなかった。こちらはほぼ完ぺきの状態でお釈迦なし。 今日、窯の蓋を開け硬く締まった竹炭を手にしたとき、一生懸命やったみんなの努力が報われたような気がした。 以上 小川(八)
E. イベント E.1 09/06/07荒川流域一斉水質調査 6月7日(日)に行われる「荒川流域一斉水質調査」の詳細が決定致しました 1号車 運転者:小川さん、参加者:大島さん、中島さん コース;高麗川 諏訪橋〜吾野間5ヶ所の水採取 2号車 運転者:小見寺、参加者:三船さん、酒井さん コース;高麗川 正丸峠下〜南川間5ヶ所の水採取 他に落合さん自家用車にて参加 旧南川小学校に集合し採取した水をパックテストにより調査しました。 (発行:山中 和郎) |