シリーズ編 2004年 木楽会人物駅伝リレー

     

第1回  1月17日(土) COMハウス  

    

 陶工   岸 道生氏

飯能焼窯元「破草 鞋窯」―ハソウアイガマーの主催者である、岸さんのお話を いただきました。

●まさに地域循環型社会を実現するには、基本的な、真摯な生きる姿勢を受け取らせていただきました。経歴もさることながら、飯能人としてあるべき姿の飯能焼き、つまり飯能の土を使って,飯能に在住し、飯能に窯をかまえて、郷土の土を使ってこだわりのうつわ=作品を創っていることに感動しました。

●土づくりは、足で踏んで作業していること自体、大変な労働で、まさに男が命をけずっていきていく姿を、小柄な体から湧き出る職人魂を、みせられたおもいです。

現在ほかにも飯能焼の窯元がありますが、本来の飯能焼とは何なのかという定義のようなことを、木楽会で考えていくことは、大切なことと、考えています。

 


   シリーズ編 2004年

         木楽会人物駅伝リレー

  第2回  2月 8日(日) COMハウス

たてはな流家元花遣い 長谷川 志保子

(旧西山国有林活用検討委員会木楽会代表委員)

  S25年5月18日山口県光市虹が浜に生を受ける。

  3才〜10才広島県呉市

  小4より東京都昭島市拝島町

  明治学院大学社会福祉学科諸般の事情にて中退

  都内小平にある、重度身体障害者自立更生援護施設 

  曙光園勤務5年他様々な職につく

  H4年12月飯能市に移り住む 狭山市内デイ・サービス勤務

  福祉を志すも腰を痛め、現在就労はせず、環境にやさしい喫茶店+ギャラリーのようなものをしたいと考えています。

☆施設勤務を経験し、人の暮らしのあり方、紙おむつ、合成洗剤、添加物食品、農薬、消毒剤、などに憂いと、問題意識をもっています。

 ●1  たてはなー花遣い  経歴

2000年4月彩の国小川町伝統工芸会館にて、

枝垂桜,菜の花,こぶしなど,生の花のリース展示発表。

2001年4月 飯能中央通り吉田屋ギャラリーにて

輸入花より地域の花をと、新しき村のしだれ桜、金子バラ園の薔薇、はなくめ、プリンセスぺぺなどの花材、飯能焼の花器にて、いけばなと生のリース展示発表。

2003年12月 小川町伝統工芸会館にて、ChristmasWhreaths、薔薇のコサージュ、ほか全てボンド針金なしの作品の展示販売。木楽会の落合氏、本田氏の協力にて、地域の杉、檜の枝リースも制作。

現在吉田屋展示コーナー、店先等にいけばなを発表。

たてはな流 花遣いとは・・・

  花にも心があります。そっといたわって、みつめて

話しかけて、いけこみます。花自身にたってもらいます。

いけばなの技術はありませんが、花のお遣いならば、させてください。・・・という意味です。

☆生徒というか、お仲間を 募集しています

 

   たてはなー花遣い

  MOA・・・茂吉岡田インターナショナルアソウシエイションという意味ですが、MOA美術館友の会会員、MOA光輪花クラブメンバーでもあり、花のある暮らしをモットーに、花のボランティア活動に心がけています。

  個人的には、世阿弥の老い木の花の様に、容貌衰え、

花がなくてもなにもなくても、会っているだけで花を感じてもらえる年のとりかたをしていきたいものと、思っています。

  はなの実験のお話です。・・・・・

  同じ様なおはなを二つ用意します。一方では、やさしく愛情のある言葉を伝え、もう一方には、汚い、ひどい言葉を毎日投げかけます。1週間すると、枯れかたが全然ちがっています。

  二つのビンに同じお米を入れた、言葉かけの実験でも、一方は、黒ずんでカビがはえてしまいます。

  動植物、微生物にも、心があるとおもっています。

  花の心を 大切に していきたいものです。

 

 

 


      花と緑の推進室(埼玉県農林部)による   

      (1)

        旧西山国有林活用検討委員会のことですが、第1回は、1月22日に越生中央公民館にて開催されました。NHK,越生村役場、越生市民、市民団体緑とせせらぎを守る会と、活用検討委員会10名です。今後も公開形式です。

@            新井理夫〜アライヘルメットkk社長、

A            岩崎一隆〜岩崎食品工業kk社長

B            尾澤 彰〜NPO埼玉森林サポータークラブ

C            鴨下知子〜埼玉森林インストラクター会

D            関由美子〜オフィス88「わは一舎」主宰

E            萩原さとみ〜母ちゃん塾ファームイン主宰

F            長谷川志保子〜西川木楽会、社会福祉主事

G            丸木清浩〜埼玉医科大学理事長、医師

H            安田啓祐〜埼玉大学教育学部 教授

I            横山敏孝〜(財)林業科学技術振興所主任研究員です。

   


(2)  県有林66ヘクタールプラス近くに町有林が41ヘクタール

 地震、災害、難民、飢餓、無差別テロ、拉致、核兵器、様々な厳しい世界の状況の中で、環境の破壊と汚染も進んでいきます。せめて彩の国の私達は、彩の国の森林に、命をはぐくむ山の恵みと、命をはぐくむ安全な飲み水を提供してもらっているという自覚に立ち、この森林を守り育てていく具体的な実行策を実現し、地球上の市民に提示したいものです。地域で地域を守ることが、平和な世界をつくる、世界をひとつにする第一歩なのでしょう。

 地域で地域を守る意味で、国有林が県有林となったことは、積極的に喜びごとと捉え、チャンスとし、私達の持続可能な地域づくりとして考えていく、大事なときですから、ご意見、ご提案を、是非およせください。                                            

  なお、委員会の内容については、3月から県のホームページに掲載していきます。あわせてご注目ねがいます。


 2月8日COMハウスにての提言       

(3)

@ ガイドをおいて、自然と昔の暮らしと遊びが出来る場に。

A 林業家が自活できる、山村のような、ところ。

B 山のくらしができて、その山のなかで実際に生きていく人がいて、たとえば、木炭焼き小屋があって、そこでの人生が全うできる場であったらいいと思う。

C 山村業、山のなりわいを復活させて、実験的に学びの場としての、自給自足をする空間がほしい。

D 山のふもとには、トイレと駐車場は必要。越生の福祉作業所の障害者で、おいしいコーヒーを上手に入れてくださる人がいて、その人たちの職場にもなるような、子供や年寄りがくつろげる喫茶店をかねた、環境学習博物館のような建物もあったらよい。   などでした。

 

 

      いのちにやさしい西川地域に    

      ●3 

      この頃の私達の日々の暮らし方には、使い捨ての習慣に慣れ親しみ、利益追及が優先と、資源の再生より消失が進んでいるようです。物やお金、エネルギーを使うことにより、地球環境の破壊と汚染が進むのなら、その使い方、暮らし方、生き方を皆で考えて、改めていきたいものです。なによりも動植物の生態系が崩れて、人々の命と心が病んでいます。結局は、命にやさしい、地球に優しい循環型社会を一人一人が自覚をもって、めざしていきたいものです。

飯能地域、すなわち西川地域でも、不況とリストラの中で、命をつないでいかなくてはなりません。

お金は物に使わず、人に使うべきです。ということで、事業をおこなうには、人件費に予算を当てるべきという、共通の認識を大切にしたいとおもいます。木楽会でも会計事務局には報酬があるべきです。(皆様同意見でした。)